失敗から学ぶ、権威との戦い方

雑記 失敗から学ぶ、成功の秘訣

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Case.4 自分より格上の相手と戦う方法

ニト17歳、高校生。

ある日のHR。
担任教師が連絡事項を伝えていた。
「・・・。それから来年の生徒会の会長選挙が行われます。立候補したい人は○○先生に報告してください。」
担任教師は他の連絡のついでという感じに、さらりと伝えた。

「おい、ニト。立候補しようや!」
しかし、そんな聞き流しそうなところを耳ざとく聞いていた生徒がいた。
クラスの中でも特にガタイも声も大きい奴だった。
コイツとは中学校が同じで、一緒に生徒会をやっていた仲でもあった。
「え?僕が?」
「面白そうじゃん」
「確かに」
ニトは2つ返事で軽く了承した。
なれるかどうかなどどうでも良かった。
単純に日常生活に退屈していたのだ。

そんな安易な考えで立候補を届け出たのだが、この行動に職員室がざわめいた。
実は、立候補者など出る訳ないとタカを括っていた教員は、特進クラスの優等生に内密に「会長をやってくれ」と話を持ちかけていた。
つまり、この生徒会選挙は出来レースだったのだ。
そんなところにおマヌケな立候補があったことで、教員は焦った。
万が一、ニトが会長になったら、教員が担ぎあげた優等生の顔に泥を塗ることになる・・・。

そこから教員達による嫌がらせが始まった。
何も悪い事をしていないのに、何度も生徒指導室に呼び出され、強面の教員に囲まれ
「本当にやる気があるのか?」
と詰問される。
教員の企みに気づいたニトは、「やります!」と強情に言い切った。

すると教員側は、作戦を変更した。
「会長になったら、やりたいことを書いてきなさい」
「会長になったら、他の役員は会長が集めることになる。メンバーを揃えなさい」
などなど、様々な課題を突き付けてきたのだ。
もちろん、優等生の立候補者はこんなこと一切言われていない。
メンバーもきっと教員が揃えたのだろう。
ニトは奔走し、課題を次々とクリアしていった。
人脈は広い方ではなかったが、色んな人に聞き込み、何とか人数を揃えることができた。
それらを提出し、ニトは勝利を確信した。

しかし、教員は本当に姑息だった。
集めたメンバーの中に、生徒指導の教員が顧問を務めている部活に所属している者がいた。
そのメンバーに対して、生徒会に入らないように圧力をかけたのだ。
後日、そのメンバーは折れ、辞退を申し出てきた。
ゲームオーバーだった。
ニトは教員に会長選辞退を申し出る他なかった。

出すとこに出せば大問題になりそうな事件ですが、結局この問題は大きくなることもなく鎮静化していきました。

さて、このように人は時として大きな権力に理不尽を押し付けられることがあります。
多くの場合は、理不尽でも我慢し、泣き寝入りをすることになるでしょう。
それは対抗した時のリスクが大きいこと、そして例え勝ったとしてもほとんど得られるものがないからです。
一般的には、泣き寝入りが賢い選択なのかもしれません

しかしながら、生命や財産・ポリシーなどその人が大切にしているものを奪われそうになった時には、やはり戦わなければならないこともあります。
そうなった場合の戦い方を少し考えてみることにしましょう。

①味方を多く作る

自分よりも大きな権力を持つものと戦うためには、自分ひとりだけの力ではどうにもなりません
より多くの人を味方につけ戦うのが常套手段となるでしょう。
味方とするべきなのは、自分と同じ立場の人間(上の話でいえば、他の生徒達)、相手の嫌がる人達(上の話でいえば、親やPTAなど)です。
もっとおおごとにする勇気があるのなら、メディアなどに露出し世論を味方にするのも良いでしょう。

②相手のペースに飲まれず、自分のペースに引きずり込む

上の話では、教員の出してくる無理難題に必死で応え、それらをクリアすることで勝利を掴もうとしています。
これで相手がぐぅの音も出ないほどにやり込めたら気持ちがいいものですが、確実に勝とうと思うなら、これは愚策だと言えます。

なぜならこれらの課題に応じる事自体が相手のペースであり、難癖をつけようと思えばなんとでもできるものだからです。
事実、教員は「生徒会メンバーに参加してくれる人に圧力をかける」という手段を使ってきました。

こういう場合は、例えば教員が言ってきたことを生徒会規約に照らし合わせて反論するなど、相手の痛いところを突いて主導権を握るのが得策だと思います。
とにかく、自分の得意分野や相手の弱い分野に持ち込むことを考えましょう。

③さっさと勝負をつける

①②で主導権を握り、優勢を取ったら、相手が譲歩の姿勢を見せるかもしれません。
そんな時には、さっさと自分の最低限の要求を通して、おしまいにしましょう。
長引けば長引くほど、一個人より地力のある相手のが有利になります。
ある程度、自分の満足感が満たされたと思ったら、痛いしっぺ返しを食らう前に終わらせて、和解できるのが理想ですね。

いかがだったでしょうか?
こういう戦いは根気勝負になります。
日頃からいざという時のために、へこたれない精神力を養っておくのが良いでしょう。

とここまで書いていて思ったのですが、そもそも、最初か理不尽なことを言われない環境作りの方が大切なのかもしれませんね。

――後日談
約1年後、楽しそうに見妙な仮装して、文化祭の開会を告げる優等生会長の姿があった。
それを屋上で眺めるニト。
面白いというか、ちょっとイタい。
「あれ、お前がやってたかもしれないんだよなぁ」
友人がつぶやいた。
「うん・・・、やらなくて正解だったよ」――

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