アインシュタインの名言から学ぶ、常識・固定概念を疑うことの難しさ

このコラムも13回目、ということは1年続いたようである。

ネタが尽きないから書きやすいね。

今回も前回に引き続き、海外の偉人からの名言を取り上げる。

かの有名な科学者、アインシュタインの「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」という名言だ。

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アインシュタインってどんな人?

アルベルト・アインシュタインは20世紀最大の物理学者と言われる。

名前はよく知っていると思うし、「相対性理論」という言葉も有名だが、それがどう凄いのかはイマイチピンとこない人も多いだろう。

私自身も細かいところまでは分からないが、一言でいえば

人(や物)によって時間の進み方は違っている

ということを発見した人ということになると思う。

で、これの何がすごいかというと、何にでも応用できる根本的な発見だったということ。

現代においては現象の多くが相対性理論に基づいて説明され、相対性理論に基づいて技術開発や商品開発がされている。

極端な言い方をすれば、アインシュタインの理論が世界を動かしている、とも言える。

最初の「特殊相対性理論」の論文が発表されたのが1905年(一般相対性理論は1916年)。

つまりアインシュタインの考えが100年以上も世界を動かしていることになる。

相対性理論が覆る日はいつになるのだろうか…?

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」

アインシュタインは他の名言でも、「疑問を持て」とか「自分の頭で考えろ」とかいう内容の名言を数多く残している。

これもその中の1つと言えるが、言い方が結構オシャレ。

意味としては「18歳までに身につけた常識は偏見のコレクション(訳に立たない固定概念)だから疑ってかかれ!」というようなものだと思う。

それまでの常識を覆すような発見をしたアインシュタインらしい言葉だ。

ただ、現実的には18歳と言わず、20歳を過ぎてもせっせと偏見のコレクションを増やしている人は多いと思う。

「あの人は○○だから△△だ」

「□□の時には××すべき」

「ニトはニートだからクズ人間だ」

みたいなね。

それほどまでに「常識」とは使い勝手の良いもので、誰からも否定されず主張できるし、「決まっていること」だから考えなくて済む。

故に人は常識をどんどんコレクションしていくのである。

常識を疑問に思ったり、否定するのはなかなか至難の業だ。

まずそもそも、常識とされていることに疑問を持つことが難しい。

いきなりこの世界にポッと現れた人ならまだしも、ずっとこの世界で生きている人は生まれた時から既にかなり常識に毒されているからだ。

こんな名言を残したアインシュタインでさえも、全ての常識に疑問を持つことはできなかったはずだ。

そしてもし疑問に思ったとしてもそれを口に出すのも難しい。

「非常識なことを言うのは恥ずかしい」と感じる人もいるだろうし、実際に口に出しても「常識だろ!」と烈火のごとく怒られお仕舞い。

要するに日常生活の中で常識に疑問を持つことは、デメリットも大きいのである。

ではそんなリスクがある「常識を疑うこと」をなぜアインシュタインは薦めたのだろう?

それは、常識を覆すことができれば、大きな発見に繋がる可能性があるから。

実際にアインシュタインはそれまでの常識を覆したことで、歴史上の偉人となり、20世紀最大の科学者とも言われるまでになった。

これは科学者に限った話ではない。

ビジネスでも「人と違うことをするのが成功の秘訣」と言われたりする。

つまり常識を疑うことは、ハイリスク・ハイリターンな行動なのだ。

ただ最後に、「常識を覆すためには、先に良く常識を知っていなければならない」ということも付け加えていく。

生半可な知識で常識を疑うと逆に痛い目を見ることもあったりする…。

疑ってかかるのは良いが、先になぜそれが常識になったのかをしっかり勉強する必要がある。

だから、常識を疑うのはますます難しい(面倒臭い)のである。