「仕事とは他になすべきことを持たない人々の逃げ場である」…とニートが言い訳してみる

名言コラム第14回!

これまで名言を選ぶ際には「誰でも知ってるような有名な人の言葉」という基準で選んできたが、今回はちょっとマニアックな人の名言をチョイスしてみた。

今回取り上げるのはオスカー・ワイルド「仕事とは、他になすべきことを持たない人々の逃げ場である」という名言である。

言葉重視で選んでみたらこうなった!

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オスカー・ワイルドってどんな人?

皆さんはオスカー・ワイルドって人はご存じだろうか?

私は名前だけは「何か聞いたことあるような…ないような…」という感じだったが、調べてみて有名な童話「幸福な(の)王子」の作者だということが分かった。

「幸福な王子」は全身が金ピカでできた王子像が、貧しい暮らしをする町の人々のために、自分の身体についた金をツバメに運ばせる…っていうお話。

小さい頃に読んでいたが、報われない結末に今も心に残っている童話である。

オスカー・ワイルドは19世紀~20世紀初めのアイルランド出身の作家。

19世紀末の耽美的・退廃的文学の代表格として知られるが、彼自身も派手な身なりで芸術家を気取って評判を呼び、同性愛による罪で投獄され、最後は失意のまま死んでいくという、まさに「耽美的・退廃的」な生き様を体現したような人だった。

それにしても同性愛って、つい100年くらい前まで投獄されるほどの罪だったんだねぇ。

彼は詩人でもあり、今回取り上げる名言意外にも様々な名言が残されているが、どれも人や社会を皮肉ったように本質を突いたものばかりである。

  • 外見で人を判断しないのは愚か者である
  • 経験とは、誰もが自分の過ちにつける名前のことだ
  • 生きるとは、この世でいちばん稀なことだ。たいていの人は、ただ存在しているだけである

きっと相当なひねくれ者だったに違いない。

「仕事とは他になすべきことを持たない人々の逃げ場である」の意味とは?

オスカー・ワイルドという人の生い立ちなどから考えると、多分書いてある通りの意味だろうと思う。

つまり、「自分でやりたいことを見つけられないような人が、しょうがなくするのが仕事だ」というような意味。

実は私もこれと似たようなことを以前の記事で書いてたりする。

労働の意味を考えていたら、自分が欠陥人間だと気づいた件
ラマさんの記事「働く意味がちょっとわかってきた。働いてないけど」(ニートワークエンジニア)を読んで色々考えさせられた。 そこで私も...

だから私もこの意見に概ね賛成なのだが、一生懸命働いている人にとっては屈辱的な言葉以外の何物でもない。

反論も出てくるだろうと思う。

「やりたいことはあるけど、それじゃ生活できないから働いているんだよ!」

とかね。

でも、オスカー・ワイルドはこういう反論をする人もひっくるめて「逃げ場」だと言っているんだと思う。

つまり「仕事をしていることで、本当にやりたいことをやらない逃げ口実を作っているんじゃない?」ってこと。

なぜやりたいのにやらない口実を作る必要があるのか?

それは人が変化を嫌う性質を持っているから。

口では「やりたい」と言っていても動かないってことは、仮に仕事をしていなかったとしてもやらない可能性が高い。

これは何度もニートを経験した私が一番実感しているかもしれない。

仕事していた頃は「時間があればあれもしたい、これもしたい」と思っていたものだが、いざ毎日がフリーダムになると、あれだけ沢山あったやりたいことが何1つ心に残っておらず、愕然とした事がある。

自分が本当にやりたいことは時間やお金が無くても、何とかやってみようとするものなのだ。

でも現状は仕事が逃げ場だろうが暇つぶしだろうが、大多数の人は仕事をしなければ生きていけないのも事実。

この言葉が多くの人に実感できるようになるのは、人がやる仕事がAIにとって代わり、無理に働かなくてもみんな生きていけるような時代になってからの話かもしれない。

コメント

  1. 手遅れニート より:

    私はずっとニートなので説得力はないですが、一理ある気がしますw

  2. ニト より:

    手遅れニートさん

    お久しぶりです。
    こういう話はニート経験ある人の方が実感としてありそうですよね。

    「これが実感できたからといって何になるんだ?」と言われればそれまでですがw