「Let It Be/Let It Go」ありのまま、なすがままって結局どういう状態?

ちょっといつもより遅れてしまったが、名言・ことわざコラム第18回!

今回は「Let It Be」「Let It Go」という2つの名言…というか、歌詞を取り上げようと思う。

これらの歌詞に共感する人も多いと思うが…。

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「Let It Be」「Let It Go」とは?

英語圏では普通に使われている言葉かもしれないが、日本ではどちらも歌のタイトルとして有名な言葉である。

「Let It Be」は1970年に発売されたビートルズの作品。

ビートルズ後期の作品の中では恐らく最も有名な曲で、全世界的に知られている曲と言って間違いないだろう。

ウィキペディアによると、

ビートルズが分裂しつつあるのをポールが悲観している頃に亡き母メアリー・マッカートニーが降りて来た際に述べた「あるがままを あるがままに (全てを)受け容れるのです」との囁きを元に書いたと言われている

Wikipedia:レット・イット・ビー (曲)

というエピソードの元に作詞・作曲された楽曲らしい。

本当かな…?

一方、「Let It Go」は2013年に公開された映画「アナと雪の女王」で使われた楽曲。

再びウィキペディアによると、

エルサは悪役として書かれていたが、この楽曲の存在によって監督のクリス・バックとジェニファー・リーは徐々にエルサを物語の主役の1人として書き直すこととなった

Wikipedia:レット・イット・ゴー (ディズニーの曲)

というくらい、映画作りにも強い影響を与えた曲のようだ。

映画も全世界でヒットしたし、この曲も色んな言語に翻訳されて歌われるほどの人気になった。

日本でも当時はテレビをつけるたびに流れてた気がする。

ちなみに私は未だに映画を見てない。

「Let It Be」「Let It Go」の意味の違い

このようにどちらも大ヒットした楽曲だが、2つの曲を知っている人はタイトルがとても似ていることに注目する人も多いようだ。

「Let It Be」と「Let It Go」ではどのような意味の違いがあるのか?

私は英語を勉強すると蕁麻疹が出るタイプなので、今度はグーグル先生に聞いてみた。

すると、

「Let It Be」=なすがままに、成り行きにまかせて、というようなニュアンス

「Let It Go」=放っておく、あきらめる、そのままにしておく、というようなニュアンス

という違いがあるよう。

例えば、何か大事なテスト前に行き詰って悩んでいる時、

  • Let It Beなら、「なるようになるさ」という感じ
  • Let It Goなら、「もう知らん!放っておこう」という感じ

こうして見ると、似ているようでかなり意味が違っているのが分かる。

「ありのまま、なすがまま」を求める人達

でも、このような歌詞を聞いて多くの人が共感するのは、本来の意味とはあまり関係なくて、「私も飾らずに自然に生きたい」っていう思いがあるからだろうと思う。

それだけみんな自分の意志を押し殺して、抑圧された生活をしているってことだろう。

ただ「じゃあ飾らずに自然に生きるってどんな状態?」って考えると非常に難しい。

まさか「飾らず自然に」=「すっぴん&素っ裸で生きたい」って訳ではないだろう。

そうなると「自分の思った通りに生きたい」みたいなことだと思うが、これを突き詰めていけば、行きつく先はきっと2つしかない。

寝てばかりのニートもしくは、周りに気を遣わない暴君である。

本当にこんな風になりたい人は少数だろう。

誰にでも「こうしたい、ああしたい」という願望を縛るしがらみは必ずある。

誰にでもあるってことは、それって自然なことじゃない?

「思った通りに生きている」っていう人のが実は不自然で、ある程度抑圧された生活をしている人こそ「自然に生きている」ってことなんじゃないだろうか。

なんか上手くまとめられそうにないので、最後に人の言葉を借りることにする。

誰かが言ってたぜ
俺は人間として自然に生きているのさ
自然に生きるってわかるなんて
なんて不自然なんだろう

吉田拓郎「イメージの詩」