思いついたアイデアは形にして表に出した方が良いという話

無駄話

「VALU(バリユー)」というサービスをご存知でしょうか?

ちょっとタイトルの内容からは離れますが、まずはこのVALUというサービスを簡単に説明しますね。

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VALUとは?

VALUとは一言で言えば、個人が発行できる株のようなもの。

登録すれば誰でも発行することができ、資金集めなどに利用することができます。

例えばある事業を始めようとしているAさんがいたとします。

Aさんは事業を始めたいけど10万円ほど足りません。

そこでVALUでVA(株のようなもの)を発行します。

1VAの最初の値段は自由に設定できるので、Aさんは1VAを1,000円にして100VAを発行。

Aさんの事業内容や人柄・将来性などを感じた人がVAを購入し、完売すれば10万円集まるという仕組みです(実際には10%の手数料がかかりますし、ビットコインでの取引になるので、受取額は少し減ります)。

ここまでは他のクラウドファンディングでも同じようなことができますが、VALUの最大の特徴は、AさんのVAを購入した人が別の人に売ることもできることにあります。

例えば、Aさんの発行したVAを購入したBさんが、CさんやDさんに売ることもできるわけですね。

もし、AさんのVAを欲しい人が増えれば当然VAの価値は上がり、最初1VA=1,000円だったものが、2,000円などで売れたりもすることもあります。

このように個人の信用を株のように売買できるのがVALUというサービスなのです。

VALUというサービスは2017年のサービス開始時にインフルエンサーが広めたことで、一気に有名になりました。

しかし、とあるインフルエンサーがファンを煽って値段を吊り上げ、自分が保有するVAを全て売り切って大暴落させるという事件が起こり、VALU自体がその後下火に。

現在までサービスの改良が進められ、少しずつ信用を取り戻している最中のようです。

2013年に書いた小説

さて、私は2013年ごろ(小説で一攫千金だ!)と考えていたことがありました。

そんな私が初めて書いた小説が「HTS」という作品です。

「HTS」のあらすじを簡単にまとめると、以下のような内容でした。

大学生の修也は、ある日出会った亜美という女性から、修也が人間株銘柄としてHTSというサイトで取引されているという事実を伝えられる。

亜美自身もそんな株銘柄にされてしまった1人。

2人は株価操作をするためには銘柄本人を襲うことも厭わない「強硬筋」から身を守るため、協力してマネーゲームから抜け出す方法を探すことにする。

強硬筋の追っ手から逃げながら真相を追っていくうち、修也は父親の借金によって株銘柄にされてしまった事実を知り、更に「修也の株価が5年以内に倍にならなければ父親が殺され、0になれば家族全員殺される」という衝撃のルールを知ってしまう。

HTSのおもちゃになっていることを知りながら、近づくほどに強硬筋に狙われることを知った修也と亜美は、表向きには良い就職先を見つけ結婚するという幸せな生活を送ることにする。

株価も上昇し、亜美の株価も当初の倍になった。

修也は亜美になぜ自分に近づいたのか真相を問いただす。

亜美は自分で自分を銘柄化させたものの株価が上がらず困っていたところ、株価上昇を続ける修也がたまたま同じ大学にいることを知り、近づいたのだと言う。

亜美は最初からマネーゲームから抜け出すつもりはなく、ただ株価を上げるためだけに修也に近づいたのだ。

亜美が本当の目的を語った直後、突然2人の株価は暴落を始める。

強硬筋が2人の住む家を襲撃するというニュースが入ったのだ。

全ては修也の親友、将太によって仕組まれたものだった。

将太はHTSの幹部の息子で、修也株を大量に保有していた株主でもあったが、亜美が修也に真相を伝えられてしまったことで、2人に興味を失い、株を全て売却。

急激な暴落の理由付けとしてフェイクニュースを流していたのだった。

人を銘柄として取引できるようにする、というアイデアは当時FXをやっている中で思いついたもの。

この作品はどっかの出版社の小説賞に送りましたが、結局「自費出版しませんか?」というセールスが来ただけで、箸にも棒にもかかりませんでした。

結局、この作品はそのまま誰の目にも触れることなく、私のPC内にひっそりとデータだけが残ることになったのです。

アイデアは表に出してナンボ

VALUというサービスは、私が書いた「HTS」の中の個人を取引対象にするアイデアと非常に似ていますよね。

しかし、VALUというサービスは非常に大きなお金を生み出し、私の小説は一銭の儲けにもなっていません。

同じようなアイデアで全く違う結果になっているのはなぜでしょう?

1つは、アイデアを実現するための完成度です。

私の小説はアイデアありきで、文章力・表現力が低かったのは間違いありません。

処女作ですから、まぁこればっかりは仕方ありません。

VALUは上記のような想定外の事件が起こったとはいえ、サイトの見た目もオシャレですし、サービスの内容もかなり練りに練ったのだろうなということが分かりますよね。

2つ目は同じアイデアでも表現の仕方です。

私はあくまで小説という空想作品、VALUはアイデアを実現するためのプラットフォームを作っています。

小説の1作品とプラットフォームでは影響力が全く違うのは当然ですよね。

3つ目はアイデアを表に出していたか、いなかったかの違いです。

私の小説は一応出版社に送りましたが、落選後ネットで公に公開することもありませんでした。

一方のVALUは言わずもがなですね。

もし、ネットでもっと早くに公開していたら、「VALUって私の小説パクってね?」とか言って、もっと読んでもらえてたかもしれません(笑)

1つ目と2つ目の理由はどうにもならない部分もありますが、「表に出す」というのは勇気があれば誰でもできる時代です。

ちょっとでも面白いかも、と思ったことは何らかの形にして表に出したら、ワンチャン何かあるかもしれませんね。

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