「2週間で小説を書く!」ブログに小説的要素は取り入れられるか?

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最近、「何かブログ以外の創作活動をしたいなぁ」とぼんやり考えている。

でも絵は描けないし、音楽も長らくやっていない。

(何したらいいんだろう?)と考えている時、図書館で「2週間で小説を書く!」という本を発見した。

私は以前小説を3作ほど書いたことがあったが、そういえば、当時小説のノウハウは全く勉強せずに書いていたのを思い出した。

今後小説を書くかどうかは分からないが、ひょっとしたらブログに活かせることもあるかもしれないと思った私は借りて読んでみることにした。

今回の記事では、この本に書かれた「小説とは何か」「小説を書く訓練」を紹介すると共に、自分なりの活かし方を模索してみようと思う。

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小説とは描写である

本書の中ではストーリー(プロット)、キャラクター以上に描写が大事と書かれている。

描写とは、その場面の様子のこと。

いわば漫画で言う「背景」で、描写は小説の土台とも言える部分。

主人公の五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)で感じることを事細かに描写すると、作品をリアルであるかのように錯覚させる効果があるのだという。

リアルであればあるほど、読者は作品に没入しやすくなるのだ。

逆に描写がなければ、読者は話に嘘臭さ、薄っぺらさを感じ、話に入り込めない。

だからこそ、本書ではこの描写に関する内容が大半を占めている。

例えば、現在の私から見える景色を描写してみると、次のようになる。

キーボードを叩く音、クーラーから漏れる僅かな風の音が静かな部屋にこだまする。

いや、キーボードの手を止め、耳を澄ますと、時折微かにブツブツ言うような声も聞こえる。

大きなキーボードとディスプレイの間には、茶トラ柄の小さな猫、ビリテンが堂々と横たわっていた。

声はビリテンが喉を鳴らしているもののようだ。

今は静かにしているが、どうやら眠ってはいないらしい。

私はキーボードを叩く音を緊張させながら、静かに次の文章を考え続けた。

私は素人なので、これでしっかり描写できているのか分からないが、要するに読み手に今の主人公の置かれた場所の状況が伝わらないといけないということ。

伝わってる…?

ストーリーやキャラクター、セリフの作り方も本書の中では解説されているが、小説を書くのであればそれらを考える前に、まずは日常生活の中のシーンをどれだけ言葉に起こせるかが大事なようだ。

小説の訓練法

本書は「2週間で小説を書く!」というタイトルだが、このタイトルは2週間で小説を書く力を養うという意味がある。

本書にはそのためのトレーニングメニューが、14日分書かれている。

1日1つずつ課題が設定され、14日分の課題をこなすことで、小説が書ける技術が身につくという訳だ。

1日目:リレー小説
2日目:断片から書く
3日目:最初の記憶を書く
4日目:BGM物語
5日目:人称を変える
6日目:一瞬を書く
7日目:人物スケッチ
8日目:コップを眺める
9日目:なりすまし文体
10日目:指先の物語
11日目:夢を書く
12日目:職場を書く
13日目:三題噺
14日目:何事も起こらない普通の日

詳しい内容は本書を読んでもらいたいと思うが、訓練のほとんどが、やはり描写力を上げるための訓練となっている。

8日目の「コップを眺める」などはまさにその典型で、普通のコップに水を注いだものを見て、どれだけ事細かに描写できるか、という課題である。

小説を書いたことがない人にとってみればかなり面倒に感じる課題が多い。

しかし、小説を書きたいと思っている人で「何から始めればいいか分からない」という指針がない人にとっては、この2週間の課題は非常に役立つと思う。

ブログに小説的な要素は入れられるか?

ここまで「2週間で小説を書く!」の中身について紹介してきた。

私自身も小説を読むのは好きですし、昔書いた経験があることからも分かるように、書くことに興味がない訳ではない。

だからこそ、本書を読んでみたいと思ったのだが、ここではちょっと別の視点「ブロガーとして小説を書くスキルは役立つか?」について考えてみたい。

ここまで紹介してきた通り、小説とは描写である。

ブログの記事にも描写を数多く取り入れることができたら、他のブログと差別化できるのではないだろうか?

そこで描写をブログに取り入れるメリット・デメリットを考えてみたい。

小説的な描写をブログに取り入れるメリット・デメリット

体験がリアルに伝わる

描写を取り入れる最大のメリットは、記事にリアルさが付与されること

特にどこかに旅行した記事や、何かをしてみた記事などは、よりその場所・チャレンジの魅力を伝えるのに役立ちそうだ。

ブログでは普通事細かにその場所の描写するよりも、写真などで代用することが多いが、画像よりテキストメインで情報を得たい人にとっては刺さるブログになるかもしれない。

特に画像だけでは伝わらない聴覚・嗅覚・味覚・触覚を刺激する内容の場合、描写力があることは大きなメリットとなるはずだ。

文章量が増える

場面場面の描写を一般的なブログ記事に追加するとなると、当然ながら文章量は増える。

これはメリットでもあり、デメリットでもあると思う。

テキストを読むのが好きな読者にとっては響く一方、どうしても長文を読みたくない、面倒に感じる人もいるからだ。

「長ったらしい文章よりも、すぐに理解しやすい画像・動画を乗っけてくれ!」という声の方が今は大勢だと思うので、ややマニアックなブログになるかもしれない。

ただ一方で、ニッチなところが逆に固定ファンを増やしやすいという面もあると思う。

SEOには不向き

描写を入れることによる最大のデメリットとなりそうなのが、SEOの存在。

SEOとはグーグル検索で上位を狙う施策のことで、記事を書く上では、メインのキーワードとそれに関係するキーワードを記事内に盛り込むのが良いとされている。

描写を取り入れると、記事のメインキーワードや関連キーワード以外の、全く関係ないワードがどうしても増えてしまうため、狙ったキーワードで上位表示しにくくなるのは間違いない。

描写を入れる場合は、グーグル流入は諦め、SNSでの集客など別の集客方法を探した方がいいだろう。

情景描写は理解されづらそう

小説ならではの手法として、情景描写というものがある。

これは描写に人物の心情を重ね合わせることで、直接的な感情を書かずに、読者にこの人物がどう思っているのかを読み取らせる手法だ。

例えば、同じ夕焼けでも見た人が「綺麗な夕焼け!」と思う場合と、「これから憂鬱な夜が来る」と思う場合では夕焼けの描写が異なるはず。

敢えて「感動した」とか「憂鬱な気分になった」と書かず、その夕焼けの描写だけで心情を書くのが、小説のおしゃれな部分なのだ。

ただ、これをブログに取り入れた時、果たしてどこまで理解されるかは疑問が残る。

なぜなら、好きな人がしっかり読み込む小説と違い、ブログは斜め読みする人が多いし、途中の記事から読む読者も多いからだ。

ブログの基本は誰にでも分かりやすく書くこと、だと私は思っている。

その点で言えば情景描写はブログと相性が悪いと言えそうだ。

描写を練習しておくと違ったパターンは生まれそう

小説をブログに取り入れるメリット・デメリットで言えば、何となくデメリットの方が多そうな形になってしまった。

だが、1つ新しい書き方・パターンが増やせると考えれば充分描写の練習しておくメリットはあると思う。

このブログでは今のところオピニオン記事が多めだが、今後体験記事などを書く際には役立ちそう。

もし描写力を鍛えたい人は是非「2週間で小説を書く!」読んでみてはいかがだろうか。

私も2週間のトレーニングやってみようかな…?

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