終身雇用の終わりで庶民の生活はどう変わる?

無駄話

昨日のニュースでトヨタの豊田社長が「終身雇用の限界」について発言したことが話題となっている。

既に終身雇用の終わりについては様々なところで言われているが、日本一の企業の社長がこの発言をしたことで、かろうじて終身雇用を維持してきた大企業でも終身雇用離れが加速しそうだ。

今回は労働者の立場からもう1度終身雇用のメリット・デメリットを見直し、これが無くなることによる今後の変化を予想してみたい。

スポンサーリンク

終身雇用のメリット・デメリット

日本が昭和の時代に築き上げた終身雇用制度。

これは漢字の意味の通り、「1つの会社が定年まで雇用し、面倒みていくよ」という制度だ。

会社への在籍年数が多いほど給料が上がる年功序列制度をセットになっていて、若い時は薄給でも、経験年数が増えれば増えるほど給料が上がっていくことが約束されていた。

終身雇用は労働者から見て、次のようなメリット・デメリットが存在する。

終身雇用のメリット

  • 将来のお金の心配がない(定年後は年金ももらえる)
  • 特別優秀でなくても、勤め続けるだけで給料が増えていく
  • 解雇される心配がほとんどない

将来の心配が少なく、他の人より秀でていなくても、同じ企業で働き続けてさえいれば食うに困らないのが終身雇用のメリットだ。

安定を求める人にこれほど良い制度はないでしょう。

ただ、終身雇用とセットで運用されてきた年功序列は2000年代には次々と成果主義と併用されたり、入れ替わったりしており、給料が増え続けるというメリットは大分前から終わっていたともいえる。

終身雇用のデメリット

  • 最初に選んだ企業との相性が合わなくても転職がしにくい
  • 在籍年数で評価されるため、優秀な人でも大きく給料が増えない
  • 若い時は大変な割に給料が安い

一方で終身雇用の大きなデメリットとしては、チャレンジがしにくく、優秀な人も特別扱いされにくいというもの。

変化を求める人にとっては、籠の鳥のように不自由さを感じる制度と言えるかもしれない。

ただ、現実的に変化を求める人より安定を求める人の方が大多数なので、労働者にとってはデメリットよりメリットを感じる人の方が多かったのは間違いない。

終身雇用が完全に終わるとどうなる?

では終身雇用が完全に廃止になると、日本の労働環境はどのように変化するのだろうか。

ここからは私の予想する未来を書いてみる。

優秀な人材はますます高収入になる

終身雇用の廃止で得をするのはずばり優秀な人。

そもそもなぜ終身雇用制度ができたのかと言うと、「どんな人でも長く勤めることで技術・能力が身につく」という考え方のもと、技術・能力を持った人を会社にずっと留めておくためだ。

つまり、社内でしっかり教育して技術・能力を身につけさせることが会社の長期的な利益となっていたのである。

でも、終身雇用が終わると、会社にとっていつ出ていくか分からない社員に丁寧な教育をするのはお金の無駄でしかなくなるのだ。

すると、「教育しなくても最初から優秀な人を雇えばいいじゃん」って話になり、優秀な人は多くの会社から引く手あまたになる。

会社はこれまで教育に使っていたお金を優秀な人の報酬に上乗せして囲い込もうとし、優秀な人はより給料が高くなり、優秀じゃない人は会社への居場所がどんどんなくなっていく二極化が進む。

初任給が上がる

上と同様に、これも優秀な人を集めるための会社の戦略だ。

新卒採用・中途採用共に、求人票などに書かれる給料は今後大きくなっていくはずだ。

ただ、初任給が上がるからと言って喜んでばかりもいられない。

年功序列で働く期間が長いほど給料が上がるという制度はなくなっているので、同期内でも優秀な人とそうでない人との差はすぐに開いていくことになる。

下手をすれば、給料が初任給以下になるという人も出てくるかもしれないし、すぐにクビになる可能性もある。

追記:実際にNECなど一部の企業では「新入社員に1000万円」などの施策を打ち出し始めている。

解雇が簡単にできるように法改正される

これは終身雇用が終わったらどうなるか?というより、むしろこの法改正が完全な終身雇用終了の合図となる。

今でもなんだかんだ言って、一旦正社員になった人はそう簡単に解雇できない。

どんなに使えない人であっても。

今後、それほど遠くないうちに正社員でも解雇が簡単になる法改正は必ず行われると思う。

正社員と非正規労働者の待遇を同じにする「同一労働、同一賃金」「副業禁止の緩和」は法改正がされた後に混乱をしないための布石とも考えられる。

Wワーカーが増える

優秀な人がいれば、そうでない人もいる訳で…。

当然、世の中には優秀でない人の方が多数派だ。

このような優秀でない人は、正社員であろうが非正規社員であろうが、これまでよりも給料は減り、優秀な人との貧富の差は広がっていくことになる。

こうなると、当然1つの仕事だけで食べるのも苦労することになるため、今後は2つ以上の仕事を掛け持ちする人が増えてくるだろう。

2つの仕事を掛け持ちするとなると、労働時間は当然長くなる。

働き方改革で残業時間は減ったが、Wワークすることになれば、むしろ1人当たりの労働時間は今後ますます増えていくことになるかもしれない。

Wワークをしないであろう、管理職は働き方改革から除外されてるし…。

ニート・引きこもりも増える

引きこもりブログなので…って訳ではないが、このような社会の変化について行けず、ドロップアウトする人も多いと私は思う。

例えば、一生懸命働いていた会社から突然の解雇を言い渡され、ショックで引きこもりになる、なんて人も多く出てきそうだ。

若い人はやり直しが効くかもしれないが、今も問題となっている中高年層は厳しいだろう。

ひきこもりの生き残り戦略を伝えたい

実は私がこのブログを再開したのは、上で書いたように今後ひきこもりが増えてくるのを見越して、という面もある。

今後、ひきこもりの先輩として、そういった人に何らかの生き残るための方法をアドバイスできるブログにしていきたい。

ぶっちゃけ、まだ全然私の中でもまとまっていないが、脳みそと身体を使って色んな方法を探ってみようと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました